【雑記】 算数の文章問題は「文章の読解力の問題でもある」と改めて思った話
はじめに
息子(小学四年生)が算数検定6級を受けるのに市販の問題集で勉強していた時の話です。基本的に一からは何も教えずに間違ったり分からなかったりした問題だけを教える、というスタンスとしていました。
それで息子が間違った文章問題がありまして、その内容を見ているとタイトルに示した通り、算数の文章問題は「文章の読解力の問題でもある」と改めて思いましたので、その点を手短に記します。
なお、以下に記す文章問題は市販の問題集そのままではなく、主旨が変わらない範囲で私が今回の記事の為に作成したものとなります。
ほんの「僅か」な文章の違いで答えが違ってくる文章問題
問題(1):兄は1100円持っていて、その額は弟が持っている額より1割多いそうです。弟が持っている額はいくらですか。
問題(2):兄は1100円持っていて、それより1割少ない額を弟は持っています。弟が持っている額はいくらですか。
と言う訳で、二つの問題は大小の関係で言えば兄>弟であり、かつ「1割違う」という部分も同じ訳ですが、問題(1)の場合はその「1割」が「弟が持っている額」に掛かっているのに対して、問題(2)の場合は「1割」が「兄が持っている額」に掛かっているという違いがあります。そしてこの部分の「読解」さえ出来ればほとんど解けたようなもので、いわゆる「計算」の部分は本当に簡単である訳です。
問題(1)の答え:
・1100÷(1+0.1)=1000
・答え:1000円
問題(2)の答え:
・1100×(1-0.1)=990
・答え:990円
おわりに
算数の文章問題は「文章の読解力の問題でもある」と改めて思った話を取り上げさせて頂きました。